“ちぶくろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乳袋50.0%
血袋50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は黄色くなりかけている古ぼけた調緒しらべをゆるめて胴をはずして、乳袋ちぶくろの内側を一眼見るとハッと息を詰めた。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あがけばつまづき、躓いては踠き、揚句あげくに首も廻らぬ破目はめに押付けられて、一夜あるよ頭拔づぬけて大きな血袋ちぶくろ麻繩あさなわにブラ下げて、もろくもひやツこい體となツて了ツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)