“ちからわざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
力業89.5%
力技10.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが力にも限度があつて、昨日の大関、関脇などが幕下へ落ち遂には三段目へ落ちて引退するといふやうなことにもなり、限度は力業ちからわざには限らない。
家康 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
何だい、おれにやれる仕事は?——なお念のためにいっておくが、図体は大きくても、法螺の貝を持つだけの力しかないのだぜ、力業ちからわざは御免をこうむるよ。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「わたしは、骨の折れるような力業ちからわざはできませんけれど、どうかお台所の方へ廻していただきとうございます」
わしも筏乗で力業ちからわざすきだから時々来て一緒にやる事もあるから……旦那さま実に此の子ぐれえ感心な者はありませんよ、私イハア胸え一杯いっぺえになりやしたが
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其樣そんことがありますものか、力業ちからわざをするひとが三ぜん御飯ごはんのたべられぬとことはなし、氣合きあひでもわるうござんすか
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「これを、力技ちからわざと御覧あるは、お考えちがいでござる。力を入れたら、槍のが折れる。また、すぐ腕が疲れてしまう。——それでは、戦場を馳駆ちくして、何ほどの働きがなりましょうや」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「元禄さ中に力技ちからわざ修業を致すとは、下郎に似合わず見あげた心掛けじゃ。直参旗本早乙女主水之介賞めつかわすぞ。そこじゃ、そこじゃ。もそッと殴れッ、もそッと殴れッ。——左様々々、なかなかよい音じゃ。もそッと叩け、もそッと叩け」