“だいみん”の漢字の書き方と例文
語句割合
大明100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紫ちりめんの大明だいみん頭巾でもなし、縞物の与作頭巾でもない。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と、秀吉は、ささやくように、声を落し、床几しょうぎから身をのり出して、例の、信長から拝領した大明だいみん南蛮絵図の軍扇を、備前の方へ指して云った。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それほどの誇りをった大商業地、富の地、殷賑の地、海の向うの朝鮮、大明だいみん琉球りゅうきゅうから南海の果まで手を伸ばしている大腹中のしたたか者の蟠踞ばんきょして、一種特別の出し風を吹出し
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)