“たんえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
譚淵33.3%
淡煙33.3%
蜑煙33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燕王及び張玉、朱能、譚淵たんえん馬雲ばうんの為におおいに敗れて、李堅りけん寗忠ねいちゅう顧成こせい劉燧りゅうすいを失うに至れり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
燕将譚淵たんえん董中峰とうちゅうほう、南将荘得そうとくと戦って死し、南軍また荘得そうとく楚知そち張皀旗ちょうそうき等を失う。日暮れ、おのおの兵をおさめて営に入る。燕王十余騎を以て庸の営にせまって野宿やしゅくす。天く、四面皆敵なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この画は「淡煙たんえん」と題して展覧会に出でたる者なり。(宮内省くないしょう御用品となる)これらは皆自分のために勉強したる例なり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
忽ちにして蜑煙たんえん蠻雨ばんうの荒郷に身を投ずるとか、貧人のにはかに富むとか、貴人の忽ちに簪纓しんえいを抛つとか、寡婦の夫を得るとか、桀黠けつかつの士の亂の起るに會ふとか、凡そ是の如き境遇際會の變易よりして
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)