“たみね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
多峰33.3%
段嶺33.3%
田峰33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徴が箕裘ききうを継ぐに当つて、孫は出でて多峰たみね氏を冒した。時に年二十二で、脚疽は既に癒えてゐた。是は熱海の澡浴が奇功を奏したのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ところが境を越えて北三河の段嶺たみね村に行くと七月七日には四つ時に川に行って、髪を洗うと油がよく落ちるといい
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
たとえば、長篠の戦後すぐ、足助城あすけじょうをやぶり、六月には、作手つくで田峰たみねなどを攻略し、七月には武節ぶせつを、八月には諏訪すわはらを——というような目ざましい進出をつづけた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)