“たびかせぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
旅稼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅稼たびかせぎの親子連の者に金を三両ずつもらって頼まれたので、何と申すか其の者の名は知れませんと云うので、いろ/\お調べになったが、親子連れの旅人は更に行方が分りませんゆえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
路先を切って何か始まったから、田舎は田舎だけに古風なことをすると思ってね、旅稼たびかせぎつもりでぐッとお安く真中まんなかへ入ってやろうかと思ってる処へ、お前さんがおいでだから見ていたの。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれど太吉を可愛がった父親てておや旅稼たびかせぎに出てから、一入ひとしお太吉も母を慕った。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)