“たねもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
種物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはガラスのフレームが百まい千八百フランもすることを聞いていた。植木や種物たねものべつにしても、五、六百もあるフレームをひょうがこわしたらなんという災難さいなんであろう。
十一時雑煮ぞうに。東京仕入の種物たねもの沢山で、すこぶるうまい。長者気ちょうじゃきどりで三碗える。尤ももちは唯三個。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
人間が贅沢になって来たせいか、近年はそば屋で種物たねものを食う人が非常に多くなった。それに応じて種物の種類もすこぶるえた。カレー南蛮などという不思議なものさえ現われた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)