“たちふさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立塞97.7%
立閉2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素早く認めて、退屈男がずかずかと歩みよったかと見えましたが、ぬうっとその前に立塞たちふさがると、むしろ気味のわるい太い声で呼びかけました。
私は丁度ちょうど其処そこを通りかかって、驚いたとも驚くまいとも、ず表に立塞たちふさがって物も言わずに戸を打締ぶちしめて、れからそろ/\その家来殿に話したことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
猛然として文角が、立閉たちふさがりつつ角を振りたて、寄らば突かんと身構みがまえたり。「さては加勢の者ありや。しゃものものし金眸が、死物狂ひの本事てなみを見せん」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)