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たちのきば
ふりがな文庫
“たちのきば”の漢字の書き方と例文
語句
割合
立退場
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立退場
(逆引き)
ただいざとならない以上はもどる気がしない。いわば
立退場
(
たちのきば
)
のようなものである。三四郎は脱ぎ棄てた過去を、この立退場の中へ封じ込めた。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その人は箕作の親類で、私は兼て知て居るから、呉の処に行てどうか
暫
(
しばら
)
く
此処
(
ここ
)
に
立退場
(
たちのきば
)
を頼むと相談も
調
(
ととの
)
い、愈よ青山の方と思うて荷物は一切
拵
(
こしら
)
えて名札を付けて
担出
(
かつぎだ
)
す
計
(
ばか
)
りにして
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
戻
(
もど
)
らうとすれば、すぐに
戻
(
もど
)
れる。たゞ、いざとならない以上は
戻
(
もど
)
る気がしない。云はゞ
立退場
(
たちのきば
)
の様なものである。三四郎は
脱
(
ぬ
)
ぎ
棄
(
す
)
てた過去を、此
立退場
(
たちのきば
)
の
中
(
なか
)
へ封じ込めた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
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