“たけのこがさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
筍笠70.0%
竹子笠30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして町の裏の、小さな明神社のうしろで包をあけ、継ぎはぎだらけの野良着を着、草鞋わらじをはき、筍笠たけのこがさをかぶった。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
藤尾は雨支度がないので、合羽も笠も大助のを借りた、大助はみの筍笠たけのこがさで間に合わせた。宿を出てから提灯をつけた。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
客人を待たしおいて天の川へ往って魚を捕って来るなんぞ申し、竹子笠たけのこがさを着、腰に魚籠びくをつけて、縁端えんさきから虚空に姿を消すかと思えば、間もなく腰の魚籠にこいなまずの類をいっぱい持って帰るなど
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)