“たかがり”の漢字の書き方と例文
語句割合
鷹狩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、梧桐ごどう一葉いちようおつの意を詠じなば和歌にても秋季と為るべし。俳句にては桐一葉きりひとはを秋季に用うるのみならず、ただ桐と言ふ一語にて秋季に用うる事あり。鷹狩たかがりは和歌にても冬季なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
もっともきみ子はあの家の歴史を書いていなかった。あれを建てた緒方某おがたぼうは千住の旧家で、徳川将軍が鷹狩たかがりの時、千住で小休みをする度毎たびごとに、緒方の家が御用を承わることにまっていた。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この辺はむかしは将軍家の鷹狩たかがりの場所だったようである。池の中の七箇所から清水が湧いたというが、いまは大分減ったにちがいない。それでも水量はゆたかで、水の色も澄んでいる。
犬の生活 (新字新仮名) / 小山清(著)