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ぞうす
ふりがな文庫
“ぞうす”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蔵主
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蔵主
(逆引き)
「まあまあ、やがてはだんだんに、
茶頭
(
ちゃとう
)
、
殿主
(
でんす
)
、
蔵主
(
ぞうす
)
、
監寺
(
かんす
)
などの上職にも、修行次第でと申すもの。が、当座はひとまず菜園のほうで」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あまりの
不憫
(
ふびん
)
さに無常を感じ、法体となって名を
蔵主
(
ぞうす
)
と改めたと見しは夢、まことは野原の妖狐にあべこべに化かされて、
酒菰
(
さかごも
)
古畳
(
ふるだたみ
)
を
袈裟
(
けさ
)
衣
(
ころも
)
だと思っていたという筋である。
仇討たれ戯作
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
妙恵の末子、頼尚には弟にあたる宗応
蔵主
(
ぞうす
)
は、まだいと若い仏門の人だが、父に
殉
(
じゅん
)
じて、おなじく自殺した。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところへ、騒ぎを聞きつけて、
監寺
(
かんす
)
、
提点
(
ていてん
)
、
蔵主
(
ぞうす
)
、
浴主
(
よくす
)
などの役僧などから、工事場の諸職まで、まっ黒になって様子を見にきた。たちまち門の番僧らと一つになって
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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