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それしき
ふりがな文庫
“それしき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
其式
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其式
(逆引き)
偶を求む牝猫は
其式
(
それしき
)
の崖や渓を
何
(
にゃん
)
とも思わず一心に走り廻って、牡猫の情を受け返るを、知らぬは亭主ばかりなりで、猫を木の股から生まるるごとく想いいたのだ。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
何にも
当
(
あて
)
はなかったけれど、
其式
(
それしき
)
の負債は
直
(
じ
)
き償却して見せるように広言を吐き、月々なし崩しの金額をも
極
(
き
)
めて再び出京したが、出京して見ると、物価騰貴に付き下宿料は上る、小遣も余計に
入
(
い
)
る
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
毘女
其式
(
それしき
)
の裁判は朝飯前の仕事と答えて夫に教え、大薬妻の教えのままに翌日商主の五馬を
牽
(
ひ
)
き来て池辺の岩上に立たせ、水に映った五馬の影を
将
(
ひき
)
去れ、〈もし影馬実に持つべき者なしと言わば
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
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