“そよかぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
微風93.7%
軟風3.2%
爽風1.6%
輕風1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人は庭をわた微風そよかぜたもとを吹かせながら、おのれの労働ほねおりつくり出した快い結果を極めて満足しながら味わっている。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あなたの大きくみひらいた眼には、果てなき大空の藍色と見渡す草原の緑とが映り紅をしたほおには日の光と微風そよかぜとが知られた。
少年・春 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
つとめて起き、窓おしあくれば、朝日の光対岸むこうぎしの林を染め、微風そよかぜはムルデの河づらに細紋をゑがき、水に近き草原には、ひと群の羊あり。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
多津は、それを否認はしなかつた。彼も、なんの反応も示さなかつた。この話題は、それきりに、夏の夜の微風そよかぜとともに流れて行つた。
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)
其時は心地こゝろもちの好い微風そよかぜが鈴蘭(君影草とも、谷間の姫百合とも)の花を渡つて、初夏の空気を匂はせたことを思出した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
軟風そよかぜの云ふを聞けば、⦅これはこれジュギュルタが孫!……⦆
軟風そよかぜの云ふを聞けば、⦅これはこれジュギュルタが孫!……⦆
軟風そよかぜの薄きこころは
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
この日は、初夏の爽風そよかぜもなく、殊に照りつけて、暑かったらしい。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曉告ぐる五月の輕風そよかぜゆたかに草と花とを含み、動きてを放つごとくに 一四五—一四七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)