“そしゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
咀嚼93.2%
租借4.5%
齟嚼2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今になりて思ひ得たる事あり、これまで余が横臥おうがせるにかかはらず割合に多くの食物を消化し得たるは咀嚼そしゃくの力あずかつて多きに居りし事を。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
独逸の膠州湾こうしゅうわん租借そしゃくを始めとして、露西亜ロシアは関東州、英吉利イギリスはその対岸の威海衛、仏蘭西フランスは南方の広州湾を各々租借し、次第にまたこれらの諸国は、支那に於いて鉄道
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
日本は幸いにして、これを齟嚼そしゃくするのに反芻はんすう作用をもってしたので、はなはだしい害をば受けずにすんだのであるけれども、もしそれがなかったならば、日本も朝鮮のようになったにきまっている。