“そうぜつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剿絶25.0%
勦絶25.0%
壮絶25.0%
噪舌12.5%
愴絶12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆえにかくの如き場合には植物家に向うては誠に天の賜なれども竹林主は大いに損失あるを免がれず。ゆえにかくの如き竹に花を着くるに至れば竹林主は往々断じてその竹林を剿絶そうぜつすることあり。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
わざわざ勦絶そうぜつに骨を折らなくても当代の環境で栄えるはずはないであろう。
俳句の型式とその進化 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
怪力線砲かいりきせんほう——壮絶そうぜつ燃える六十機
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ほどを見て帰る者、ほどよしと見て膝をくずす客、ようやく、中村楼の大広間に、脂粉しふんと酒の香と噪舌そうぜつが霧のようにたちこめて、げんを呼び、杯をおどらせてきた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その凄じい趣きの愴絶そうぜつ、快絶なることはほとんど言語に絶し、覚えず我を忘れてその凄絶、快絶なる偉大の霊場に進み来ったことを大いに悦んだです壮美に快絶を叫んだ
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)