“せんじぐすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煎薬75.0%
煎藥25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粉薬だの煎薬せんじぐすりなどが置いてあるのを見ると、女は、ちょっと眉をひそめたが、総司が、その夜具の上へ崩れるように坐り、はげしくせき入ると、すぐ背後うしろまわり、背をでた。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
豫々用意した石見銀山いはみぎんざんを持つて、いつものやうに足を揉みに、主人の部屋へ參りますと、主人はよく眠つて居りましたので、そつと煎藥せんじぐすり土瓶どびんふたを取ると、中の藥がプーンと妙な匂ひがしました。
煎藥せんじぐすりはまだ呑まなかつたのだな」