“せっぽう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
説法87.5%
雪峰12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は出家の事とて一切到処皆帰道場いさいとうしょかいきどうじょうという考えでこの宿屋でたびたび説法せっぽうをしました。ところが宿の主人は特別に優待せられて毎日湯を沸かすと一番新湯に入れといってくれるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
多少気張っても見たが、其内くたびれ、気恥きはずかしくなって、わし一切いっさい説法せっぽうをよした。而して吾儘一ぱいの生活をして居る。儂は告白する、儂は村の人にはなり切れぬ。此は儂の性分である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
湖上の弦月げんげつと暁の雪峰せっぽう 暁霧ぎょうむを冒して少しく山の上に登ったところで、いかにも景色がうございますから湖面を眺めますと
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
プレタプリーに逢わざれば、雪峰せっぽうチーセに逢わぬなり、コルギャル池を巡らねば、阿耨達池アノクタッチも巡らざる
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
其原それは大なる雪峰せっぽうチーセ(〔の台地であってそこから一里半程湖水に向って南に行きますと、タルチェン・ターサムにつきます。チーセ雪峰から台地が斜な平地になって〕)
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)