“せいせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セイセツ
語句割合
凄切20.0%
晴雪20.0%
清節20.0%
誠拙20.0%
靖節20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既にしてわれはこのもろ聲の中より、一人の聲の優れて高く又清く、一種言ふべからざる凄切せいせつ調しらべをなせるものあるを聞き出しつ。
竹逕ちくけい涼雨りょうう怪巌かいがん紅楓こうふう蟠松ばんしょう晴雪せいせつ……育徳園いくとくえん八景といって、泉石林木せんせきりんぼく布置ふち幽邃ゆうすいをきわめる名園がある。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「黙らぬ、いうだけのことはいうのじゃ、武士の本文ほんもんによって、二君に仕えず、清節せいせつまっとうする外にお互いの途はない」
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
誠拙せいせつ和尚に「大用国師」の追諡ついしがあった時、わしは又出過ぎたことを云ったことがある
釈宗演師を語る (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
天の彼を罰するか、彼の自ら罰するか、韓郎の古事、世に期し難く、靖節せいせつの幽意、人の悟ることなし。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)