“すじがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
筋金77.8%
筋鉄11.1%
条鉄11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風呂敷包のなかから南蛮鍜なんばんきたえの鎖帷子くさりかたびら筋金すじがねの入りたる鉢巻をして、藤四郎吉光とうしろうよしみつの一刀にせき兼元かねもと無銘摺むめいすり上げの差添さしぞえを差し、合口あいくちを一本呑んで
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
中には筋鉄すじがねが入って、上の部分がやっと日の目の透るほどの格子になっているから、そう容易たやすく焼け抜けるとも思われないが、相手は火であるから
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
二階に窓があるにはあるけれども、それは筋鉄すじがねが入って鉄の網が張ってある。逃げるのならば今のうちである。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小金吾意気込むと花道まで逃げ「るならこゝまで来い、手前てめえがこゝまで来りやあ、己は逃げてしまふ、つて赤い血が出なけりやあ、銭は取らねえ、己の腕にはな、条鉄すじがねがへえつて居る」