“すしおけ”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

台所方の小役は夜を見越して、其処此処に、一群れずつかたまったまま動こうともしない人々の間へ、鮨桶（すしおけ）へ握った飯を配ってあるいたが、誰も手をふれようともしない。

新編忠臣蔵 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

主に杉の柾目（まさめ）を使って曲物を作ります。柄杓（ひしゃく）のような簡単なものから、飯櫃（めしびつ）だとか水桶（みずおけ）だとか寿司桶（すしおけ）など、色々と念を入れた品を見出します。

手仕事の日本 (新字新仮名) ／柳宗悦(著)

鮓桶（すしおけ）をこれへと樹下に床几（しょうぎ）かな

俳人蕪村 (新字旧仮名) ／正岡子規(著)

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