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すいひつ
ふりがな文庫
“すいひつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
水筆
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水筆
(逆引き)
「ところで、お前に少し訊きたいことがあるんだが、
一昨日
(
おととい
)
か
一昨々日
(
さきおととい
)
頃、この店へ筆を取り換えに来た人はなかったかえ。この
水筆
(
すいひつ
)
だ」
半七捕物帳:22 筆屋の娘
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
宅
(
うち
)
の人の二千五百年史なんか、二銭五厘の
水筆
(
すいひつ
)
で書き上げたんぢやないか、
真実
(
ほんと
)
に贅沢な学校だよ。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
小供のうち花の咲いた、葉のついた
木瓜
(
ぼけ
)
を切って、面白く
枝振
(
えだぶり
)
を作って、
筆架
(
ひつか
)
をこしらえた事がある。それへ二銭五厘の
水筆
(
すいひつ
)
を立てかけて、白い穂が花と葉の間から、
隠見
(
いんけん
)
するのを机へ
載
(
の
)
せて楽んだ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
筆は二本ながら
水筆
(
すいひつ
)
で、その一本はまだ新らしく、白い穂の先に墨のあとが薄黒くにじんでいるだけであった。半七はその新らしい筆をとって眺めた。
半七捕物帳:22 筆屋の娘
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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