“すいとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水遁80.0%
水団20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水遁すいとん秘法ひほうをもちいて、泉殿いずみどのはしをわたり、いつのまにか、晴季やそうたちのいるへやのどこかにしのびこんでいたのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火遁かとん水遁すいとん木遁もくとん金遁きんとんさては土遁どとんの合図もなしに、ふわりと現われ、ふわりと消える、白い雲よりなお身も軽い、白雲師匠の秘伝を受けて、受けて返すはへぼ弓、へぼ矢
猿飛佐助 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
焼跡に出来たライスカレーや水団すいとんを食わせる店に寄るのが楽しみだった。母はまた怪我人や迷子を収容している建物を尋ねて、弟を探した。けれども、それは徒労に終った。
生い立ちの記 (新字新仮名) / 小山清(著)