“じんむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神武80.0%
塵霧10.0%
陣務10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
は日本人として、神武じんむ天皇以来の日本人が、如何なる事業をわが歴史上に発展せるかの大問題を、過去に控えて生息するものである。
『東洋美術図譜』 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
痩容そうようあに詩魔しまの為のみならんや。往昔自然主義新に興り、流俗の之に雷同するや、塵霧じんむしばしば高鳥を悲しましめ、泥沙でいさしきりに老龍を困しましむ。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「久々にて、戦地から秀吉の上府じゃ。多年の陣務じんむ、戦場の不自由、思いやらるる。——明朝の登城には、充分、なぐさめてつかわしとう思う。饗膳きょうぜんのこと、そちたち奉行ぶぎょういたせ。たくさん馳走してやれよ」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)