“じょじょうふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
女丈夫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多年古書を校勘して寝食を忘れていた抽斎も、ここに至ってやや風潮の化誘かゆうする所となった。それには当時産蓐さんじょくにいた女丈夫じょじょうふ五百いお啓沃けいよくあずかって力があったであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
私はダージリンに居る時からこの女丈夫じょじょうふについては聞いて居ったこともあるし、その女の道案内をして行った男と私はダージリンでふとした事から親しくして居ました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
つまり極度にヒステリックな変態的女丈夫じょじょうふとでも形容されそうなタイプの女であったが、それだけに又、自分の身体からだが重い肺病にかかっても、亭主の彼に苦労をかけまいとして
木魂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)