“じょきゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女給87.5%
徐璆12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
謙作と洋服の男のテーブルを受持っていた女給じょきゅうは、急いで洋服の男のあとから追って往った。謙作はもしかすると今の女が、あの男の玉を盗んだと云う女優ではあるまいかと思った。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
梅田新道から客を送って大阪駅へ行く途中で、自動車が投げるヘッドライトの圏の中に、酔った足取りで女給じょきゅうらしい女に寄り添いながら歩いて行く奥畑の姿をちらととらえたことがあったので
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
泣く泣く彼は袁術の屍を埋め、ひとり盧江ろこう方面へ落ちて行ったが、途中、広陵こうりょう徐璆じょきゅうというものが、彼を捕えたので、その体を調べてみると、意外な物を持っていたのを発見した。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)