“じょうほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
譲歩83.3%
城堡16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうだろうなあ、心霊学会だけに出るということに譲歩（じょうほ）して、一つ出てもらえないかしらん」
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
しかし事自身が悪いことでもないのだから、社会的調和性（ちょうわせい）があるなら、譲歩（じょうほ）出来ぬほどのことでもない。青年が、正義を愛することは正しい傾向だが、小正義を偏愛することは大乗的（だいじょうてき）でない。
親は眺めて考えている (新字新仮名) ／ 金森徳次郎(著)
北征の師の出（い）づるや、餉（しょう）を督して景隆の軍に赴かんとしけるに、景隆の師潰（つい）えて、諸州の城堡（じょうほ）皆風（ふう）を望みて燕に下るに会い、臨邑（りんゆう）に次（やど）りたるに、参軍高巍（こうぎ）の南帰するに遇（あ）いたり。
運命 (新字新仮名) ／ 幸田露伴(著)