“じゅうび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柔媚80.0%
銃尾20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのおん柔媚じゅうびなれども言々風霜をさしはさみて、りんたり、烈たり。馭者は感奮して、両眼に熱涙を浮かべ
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
このやうな生れながらの差別けじめが、或る時には彼の胸に加へられる抑圧となり、或る時には鳩尾の辺りを撫でさする取澄した柔媚じゅうびひつらひとなつた。彼は次第にこの待遇に慣れて行つた。
垂水 (新字旧仮名) / 神西清(著)
すると、ルピック氏は、銃尾じゅうびを肩に押しあて、ぬき足さし足で、できるだけそのそばへ近づいて行く。にんじんはもう動かずにいる。そして、感動の最初の火花が、彼を息づまらせる。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
銃尾じゅうびを腹にあて、空へ向けて、いいかげんに引鉄ひきがねを引いた。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)