“じゅうしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
住職100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺というほどでもない住職じゅうしょく控家ひかえやがある、その背戸せどへ石を積んで来たもので。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
親たちが来て抱きすがって泣いているのを見かけ、いそいで菩提寺の住職じゅうしょくを訪れて、われらどもの衷情ちゅうじょうを打明け、そのなきがらを乞いうけました。……手にかけてあやめたものではございません
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この寺には年寄としよった住職じゅうしょく小坊主こぼうず一人が住んでいたが、住職はついに死んでしまい、小坊主はそんなところに一人では住んでいられないと言って、村へげて来てしまった。
鬼退治 (新字新仮名) / 下村千秋(著)