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じずり
ふりがな文庫
“じずり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
地摺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地摺
(逆引き)
「御家中の、
地摺
(
じずり
)
の
青眼
(
せいがん
)
どのが、龍王寺に泊っている武芸者を訪ねて、問答をしたことをお聞きになりましたか」
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
翼の
鈍
(
のろ
)
い、大きな
蝙蝠
(
こうもり
)
のように
地摺
(
じずり
)
に飛んで所を定めぬ、
煎豆屋
(
いりまめや
)
の荷に、糸のような火花が走って
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
よく世間の武芸者のうちに、
地摺
(
じずり
)
の
青眼
(
せいがん
)
などということを口にするのを聞くが、そんな構えは何流にもありようはない。
児戯
(
じぎ
)
にひとしいと、笑っていたそうです。
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
地摺
(
じずり
)
の
青眼
(
せいがん
)
どの、いよいよ、目はしら立てて、然らば見せよ、いざ起て、と
急
(
せ
)
きこんだそうですが、先はからから笑ってばかりいて、いずれお目にかけよう、今日はまずまずとばかりで
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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