“じしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侍者88.2%
字舎5.9%
寺社5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬でも着物のまま壁にもたれて坐睡ざすいするだけだと云った。侍者じしゃをしていた頃などは、老師の犢鼻褌ふんどしまで洗わせられたと云った。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
山谷堀の船宿、角中かくちゅうの亭主は、狂歌や戯作げさくなどやって、ちっとばかり筆が立つ。号を十字舎じしゃ三九といっていたが、後に、十返舎ぺんしゃ一九いっくと改めて、例の膝栗毛ひざくりげを世間に出した。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
福島の役所からは公役、普請役ふしんやくが上って来る。尾張藩の寺社じしゃ奉行ぶぎょう、または材木方の通行も続く。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)