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じがみ
ふりがな文庫
“じがみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
地紙
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地紙
(逆引き)
国貞の役者絵には彩色を施さざる白き
地紙
(
じがみ
)
に人物を濃く浮立たせたるもの多し。この種類の
中
(
うち
)
にて吾人は
藍色
(
あいいろ
)
の濃淡殊に美しき衣裳をつけたるものを称美す。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
他の座敷も額張りから
地紙
(
じがみ
)
まで、かなり
贅沢
(
ぜいたく
)
な注文がついていた。腕いっぱいにやれる本式の仕事らしいので、久方ぶりに栄二は
昂奮
(
こうふん
)
し、注文に対して自分の意見をこまかく述べた。
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
二絃琴を
拡
(
ひろ
)
めようとする気持ちと、おしょさんの派手ずきとから、
引幕
(
ひきまく
)
を贈ることもあった。藤の花の下に
緋
(
ひ
)
の敷もの、二絃琴を描いてあとは
地紙
(
じがみ
)
ぢらしにして名とりの名を書いたりした。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
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