“じがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自害96.2%
慈鎧3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええうるさいッ」梅雪はもの狂わしげに首をふって、——「自害じがいせいとぬかすか、バカなことを!」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悲叫ひきょうとともに、お妙は自害じがいして散ったのだった。壁辰は娘の介抱かいほうもしたいが、刻は移る。そうしてはいられない。待っていた音松も、なみだをかくしてき立てる。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
十一月一日 往年横川よかわ中堂にてはじめて渋谷慈鎧じがい邂逅かいこう。今は京の真如堂の住職。その還暦祝に句を徴されて。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
八月十四日 渋谷慈鎧じがい真如堂より毘沙門びしゃもん門跡もんぜきに栄転せられしを祝す。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)