“しゅんそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駿足91.7%
瞬速8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最新輸入の新しい型の自動車と交っては、昔ゆかしい定紋じょうもんの付いた箱馬車に、栗毛くりげ駿足しゅんそくを並べて、優雅に上品に、きしらせて来る堂上華族も見えた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
唐の貞元年中、大理評事だいりひょうじを勤めているかんという人があって、西河せいか郡の南に寓居していたが、家に一頭の馬を飼っていた。馬は甚だ強い駿足しゅんそくであった。
弦之丞の瞬速しゅんそくに、これだけの者が翻弄ほんろうされたのか! そう思う苦々しさが、みんなのめた顔にみなぎっていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)