“しゅつやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
出役100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあくる日、小林藤十郎殿は本所の名主のうち出役しゅつやくいたし、また其の頃八丁堀にて捕者とりての名人と聞えたる手先二人ににんは業平橋の料理屋にまいりました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
請取うけとり御番、昼御番、夕御番の三組である。請取御番は早朝に出役しゅつやくして前夜当番の者から御番を受け取る。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「榊原健吉、講武所教授方出役しゅつやく、百俵十人扶持ぶち、下谷三枚橋常楽院裏——と。かようです」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)