“しゅしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朱唇75.0%
酒心12.5%
酒身12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一すじの道にかかっている自分と武蔵との間をまた忽ち遠くしてしまうものであるにせよ——この男に奔馬ほんばの脚を与えることは断じて出来ないと、朱唇しゅしんを噛んで意思するのであった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふと、火花のような疑いが彼の暗い酒心しゅしんをかすめた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
智深が法衣ころも諸肌もろはだを脱いだからだ。そしてその酒身しゅしんいっぱいに繚乱りょうらんと見られた百花の刺青いれずみへ、思わず惚々ほれぼれした眼を吸いつけられたことであろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)