“しゅくごう”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿業100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿業しゅくごうという言葉は、どういう意味だか、よく知りませんけれど、でもそれに近いものを自身に感じています。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
そんな魔性の力——なんなら運命とでも宿業しゅくごうとでも、因縁とでも応報とでも、すき勝手な名で呼ぶがいい。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
が、由来宿業しゅくごうとして情とあだと手のうらかえす雪女郎は、東雲しののめの頃の極寒に、その気色たちまち変って、こぶしを上げて、戸をあおり、ひさしたたき、褄を飛ばして棟をた。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)