“しゅうさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聚散33.3%
蓚酸33.3%
聚繖16.7%
舟山16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うもならないのさ。だから結婚は考へ物だよ。離合聚散しゅうさん、共に自由にならない。広田先生を見給へ、野々宮さんを見給へ、里見恭助君を見給へ、ついでに僕を見給へ。みんな結婚をしてゐない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
みなその茎葉けいよう酸味さんみを含んでいるが、それは蓚酸しゅうさんである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
それは Cyme すなわち聚繖しゅうさん花序であった。これすなわち茶の花の花序が明かに聚繖花序であるという大切な発見である。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
梢に疎なる聚繖しゅうさん的分枝をなして、欠刻ある五弁の石竹咲白花を着け、花中に十雄蕋と五花柱ある一子房とを具えている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
定海じょうかい湾、舟山しゅうさん島、乍浦チャプー寧波ニンポー等を占領し、更に司令官ゴフと計り、海陸共同して進撃し、呉淞ウースンを取り、上海を奪い、その上海を根拠とし、揚子江を堂々溯り、鎮江チンチャンを略せんとしている人間なのさ。
鴉片を喫む美少年 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)