“しゅいろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
朱色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕んちはここから十三丁も離れているが、高台たかだいに在るせいか、家の屋上からあのネオン・サインがよく見える。それは朱色しゅいろ入墨いれずみのように、無気味ぶきみで、ちっとも動かない。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
会場へ入るには手頸てくびのところに入墨いれずみしてある会員番号を、黙って入口の小窓の内に示せばよかった。だから僕にも「べに四」と朱色しゅいろの記号がってあり、それは死ぬまで決して消えはしないのである。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)