“しゃくりあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引泣上50.0%
歔欷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分に判切はっきり聞こえたのはただこれだけであった。その他は彼女のむやみに引泣上しゃくりあげる声が邪魔をしてほとんどくずれたまま自分の鼓膜こまくを打った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼は藍色の太い縞目のあるハンケチに顔を押しあてて、続けざまにはげしく歔欷しゃくりあげていた。
情状酌量 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)