“しもしぶや”の漢字の書き方と例文
語句割合
下渋谷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六日に至って咳嗽がいそう甚しく、発熱して就蓐じゅじょくし、つい加答児カタル性肺炎のために命をおとした。嗣子終吉さんは今の下渋谷しもしぶやの家に移った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
もっともそののち下渋谷しもしぶやの近くの寮に鎌子が隠れ住むという風説が立つと、物見高い閑人ひまじんたちはわざわざ出かけていって、その構えの垣の廻りをうろついていた。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
下渋谷しもしぶやの内藤家では
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
杵屋さんには渋江終吉しゅうきちというおいがあって、下渋谷しもしぶやに住んでいるというのである。杵屋さんの甥といえば、道純から見れば、孫でなくてはならない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)