“したさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舌尖50.0%
舌端50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まっ黒な煙の中に、ピラピラ、ピラピラ……と、青い火、赤い火の舌尖したさきが、うす気味悪くめずりだした。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舌尖したさき三分で切附けたが、一向に感じないで
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今しも台所にては下婢おさん器物もの洗ふ音ばかりして家内静かに、他には人ある様子もなく、何心なくいたづらに黒文字を舌端したさきなぶおどらせなどして居し女、ぷつりと其を噛み切つてぷいと吹き飛ばし
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
今しも台所にては下婢おさん器物もの洗う音ばかりして家内静かに、ほかには人ある様子もなく、何心なくいたずらに黒文字を舌端したさきなぶおどらせなどしていし女、ぷつりとそれをみ切ってぷいと吹き飛ばし
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)