“ししと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猪捕50.0%
獅子飛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて無慮むりょ七、八十人もの荘丁いえのこや百姓たちが、思い思いな得物えものを手に、武行者の体を、猪捕ししとり手だてで押っ取り囲んだ。いかんせん、めたとはいえ、泥酔の果てである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
川上を見ると、獅子飛ししとび、米漉こめかしなど云う難所にいじめられて来た宇治川は、今山開けさわるものなき所に流れ出て、いしゆみをはなれたの勢を以て、川幅一ぱいの勾配こうばいある水を傾けて流して来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)