トップ
>
しきりど
ふりがな文庫
“しきりど”の漢字の書き方と例文
語句
割合
仕切戸
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕切戸
(逆引き)
かっと
牙
(
きば
)
をむいた
仮面
(
めん
)
が、不意に
仕切戸
(
しきりど
)
を開けたので、野鍛冶の夫婦はびッくりしましたが、足元を見てそれとわかり
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
箱のような
仕切戸
(
しきりど
)
から、眉の迫った、頬の
膨
(
ふく
)
れた、への字の口して、小鼻の筋から
頤
(
おとがい
)
へかけて、べたりと
薄髯
(
うすひげ
)
の生えた、四角な顔を出したのは古本屋の亭主で。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
同じ
軒下
(
のきした
)
に住んでいる祖父母と叔父夫婦との仲がとかく
円滑
(
えんかつ
)
を欠き、——
仕切戸
(
しきりど
)
の堅く
閉
(
とざ
)
されたのもそのためらしかった——この親子の二家族も別々になっていた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
万太郎は
愕然
(
がくぜん
)
として、上の夜具を投げました。そして、それを踏んで、次の
仕切戸
(
しきりど
)
をあけて見ますと、次郎
母子
(
おやこ
)
は仕事場のそばの床に、何も知らずに寝息をかいている様子。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しきりど(仕切戸)の例文をもっと
(3作品)
見る