“しきいしみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鋪石道50.0%
舗石道33.3%
敷石道16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人中ひとなかへ這入るなり、幾らかの力と元氣とを得たいと云ふ願望が、私に歸つて來たのだ。かうした村の鋪石道しきいしみちの上で、飢ゑに迫られて、氣を失ふなんて、恥しいことだと私は思つた。
一時間ののちには、二人の友だちは本堂から山門に通ずる長い舗石道しきいしみちを歩いていた。鐘楼しょうろうのそばにとびらを閉め切った不動堂があって、その高いえんでは、額髪ひたいがみを手拭いでまいた子守りが二三人遊んでいる。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
窓の外には、はるか目の下に、谷間の様な街路が流れていた。Sビルディングと倉庫の棟続むねつづきとに挟まれた、狭い敷石道しきいしみちは薄暗くかげって、人影も見えなかった。