“しおひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汐干75.0%
潮干16.7%
汐平8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思掛けない音に、ちょっと驚いた顔をした清葉にそう云って、土産じゃない、汐干しおひでは時節が違う。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
このごろの朝の潮干しおひは八時過ぎからで日暮れの出汐でしおには赤貝の船が帰ってくる。予らは毎朝毎夕浜へ出かける。朝の潮干にははまぐりをとり夕浜には貝を拾う。
紅黄録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
釣瓶つるべをツブレ、かぶらをカルバ、汐平しおひをヒオシという地方のあるのもまた同じことで、古くは佐伯さえきを「さけび」の訛だと解し、近くはモスリンをメリンスの転音なども、また同一のものである。