“ざっそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ザッソウ
語句割合
雑草77.8%
雑艸11.1%
草穢5.6%
雑叢5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すがすがしい気分で、急にのびてきた雑草ざっそうを分けて原っぱのまん中をいく二人は、みなさんよくごぞんじの東助とヒトミだった。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小圓太の耳に入る噺の、講釈の、一木一草——ほんのかりそめのいと片々たる雑艸ざっそうまでが立派に明日のかてとなった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
時に異人あり、よく方便を知って貧しき女人に語る、われ今汝を雇わん、汝わがために草穢ざっそう耘除くさぎるべし、と。
すると向こうから、姫苦蓬ひめにがよもぎ荒地野菊あれちのぎく雑叢ざっそうの間を、静枝が此方こちらヘ歩いて来るのだった。静枝は女優のように着飾っていた。
接吻を盗む女の話 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)