“さんげんや”の漢字の書き方と例文
語句割合
三軒家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父は玄喜げんき、子は玄悦げんえつで、麹町こうじまち三軒家さんげんやの同じ家に住んでいた。照は玄喜のむすめで、玄悦の妹ではあるまいか。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
エヽ麻布あざぶ三軒家さんげんやなんで。「うも大変たいへんに遠いね、まアい、ぢやア其積そのつもりで。金「へいかしこまりました。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
バッタが驚いて足下から飛び出した。「いくら汚れてもよいように衣物きものを着換えて来たね。」精は無言でニコニコしている。足には尻の切れた草履ぞうりをはいている。小川を渡って三軒家さんげんやの方へ出る。
鴫つき (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)