“さんぐう”の漢字の書き方と例文
語句割合
参宮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
参宮さんぐうしゆうにかあらむ、たびびとの
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
明治五年ごろの晩春の夕方、伊良湖岬いらこざきの手前のいそに寄せて来た漁船があった。それは参宮さんぐう帰りの客を乗せたもので、五十前後に見える父親と、二十歳はたち位になるせがれの二人づれであった。
参宮がえり (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)