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さわべ
ふりがな文庫
“さわべ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
沢辺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢辺
(逆引き)
ことに有名な
紀三井寺
(
きみいでら
)
を
蓊欝
(
こんもり
)
した
木立
(
こだち
)
の中に遠く望む事ができた。その
麓
(
ふもと
)
に入江らしく穏かに光る水がまた
海浜
(
かいひん
)
とは思われない
沢辺
(
さわべ
)
の景色を、複雑な色に描き出していた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
左程
(
さほど
)
にもない距離に思われても、歩いてみると案外、
紆余
(
うよ
)
曲折のあるのが山道の常で、日本左衛門の
飄々乎
(
ひょうひょうこ
)
たる姿を、
沢辺
(
さわべ
)
の向うに見ていながら
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし、やがてだらだらと上へ
辿
(
たど
)
ると、空を、
覆
(
おお
)
うていた
叢林
(
そうりん
)
もとぎれ、
沢辺
(
さわべ
)
の水明りも足元を助けて、そこに一つの道しるべの石が見出されます。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さわべ(沢辺)の例文をもっと
(7作品)
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“さわべ”の意味
《名詞》
さわべ【沢辺】
沢の辺(ほと)り。
(出典:Wiktionary)
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さはべ